【京都】医学部予備校が教える足切り対策！おすすめ・評判の予備校をお探しなら

京都で医学部予備校をお探しの方は、創医塾京都をお選びください。国公立大学の医学部を受験する際には、足切りについて知っておきましょう。

この記事では、大学入試における足切りとは何か、どのような方法で対策できるのか解説いたします。

現在の入試制度では、国公立大学を受験するときには、大学入学共通テストを受けることになります。この共通テストの点数をもとに2次試験（個別試験）を受験し、その合計点で大学受験の合否が決定します。

共通テスト後に各国公立大学に出願するのですが、大学側が共通テストの成績を見て、基準に満たない点数の受験生に2次試験を受ける資格を与えないことを足切りといいます。共通テストの結果次第で2次試験が受けられなくなる、門前払いの制度なのです。

国公立大学では、定員よりも多くの人数が受験するため、足切りを行って2次試験の受験者数を絞る場合があります。

これは、受験者が多い状態で2次試験を行うと採点に大きな手間がかかってしまうためです。国公立大学の2次試験は多くが記述式となっているため、ある程度人数を絞らなければ的確な採点ができなくなる恐れがあります。

また、2次試験の人数が多いと受験会場を確保できなくなることもあるため、共通テストの結果をもとに、ある程度人数を減らしているのです。

国公立大学の医学部は現在全国に49校ありますが、そのうち鳥取大学を除く48校が足切りを導入しています。しかし、足切りが行われるのは所定の倍率を超えている場合など基準が設けられていることが多く、必ず実施されるわけではありません。

また、足切りは国公立大学が独自に採用しているシステムであり、私立大学の医学部で足切りが行われることはありません。私立大学では、入試に共通テストを利用しないことが多いため、必然的に2次試験がありません。さらに、受験料収入が大きいこともあり、受験者数を絞る必要がないのです。

国公立大学の医学部を受験する場合は、志望校の足切りの基準についても事前にリサーチしておきましょう。

足切りを回避するためには、共通テストで高得点を取ることがなによりも重要です。受験する大学のレベルによって必要となる点数は異なるため、志望校に合わせた目標点を超えていれば足切りされる可能性が低くなります。

2次試験対策も大切ですが、共通テストで安定して高得点を取れるよう、共通テスト対策をしっかり行っていくことが重要です。

また、国公立医学部の出願は共通テスト後に行うため、自己採点の結果を踏まえて出願校を変更することも対策の一つです。

共通テストでは、高得点を取ることと自身のレベルを正しく把握することが重要になります。共通テストの難度や出願傾向は、大学入学共通テストリサーチのデータから知ることが可能です。自己採点の結果、志望する大学の入学希望者の中で自分は上位何％に入っているのかを把握しましょう。

自身のレベルに合わないようなレベルの高い大学に出願しようと考える方もいるものです。しかし、共通テストの結果が低ければ足切りされることがあり、2次試験の受験自体ができなくなります。

大学入試共通テストの結果が思わしくなかった場合には、無理に高レベルの大学に出願するのではなく、志望校のレベルを下げて足切りを防ぐなどの対処が必要となるのです。

どの大学に出願するか悩んだ場合は、予備校講師などにも相談して客観的な意見をもらいながら決めていきましょう。共通テストの結果はもちろんですが、2次試験に必要な学力があるかどうかも総合的に判断した上で出願校を選ぶことが大切です。