滋賀医科大学の学校推薦型選抜を発表前に振り返ってみると(2022年1月26日)

今年の共通テストは、特に数学の難化でショックを受けた人が続出しましたね。
ほとんど全員が顔面蒼白で頭を抱えたのではないでしょうか。
このページを見に来た人は滋賀医科大学の受験に関心がある人でしょうから滋賀医科大学に関して言うと、一般入試のボーダー得点率が75%なんて前代未聞です。

私が普段担当している国語では、第3問(古文)と第4問(漢文)それぞれが題材2つで混乱して点数を落とした人、第1問と第2問の現代文で「メモ」「ノート」の扱い方がうまくできなくて点数を落とした人が多かったのではないでしょうか。

学校推薦型選抜を受けた人は「あー、これはもうだめだ」と思った(思っている)人が多いと思いますが、今年はみんな点数が悪いのでくよくよするのはやめましょう。
そもそも滋賀医科大学の学校推薦型選抜では共通テストの得点率5~6%くらいは余裕でひっくり返るくらい、「志願理由書」「推薦書」「小論文」「面接」の評価が重要です。

というわけで、合格発表まで2週間と少しになった今ですが、今年度の小論文について振り返ってみます。来年学校推薦型選抜を受験する(受験したい)人も参考にしてください。

小論文の出来に大きく影響する文字数ですが、昨年度が「150字・400字」の大問が2つだったのに対して、今年度は「200字・200字・400字」と「500字・700字」と大幅に増えました。この字数設定は過去最多です。昨年度が過去最少だったので、最少から最多へと振れ幅の大きい2年になりました。

どうしてこういうことになったのでしょうか。
思うに、昨年は「書けない受験生が多いから字数を減らそう」と考えた(実際、それまでは全部書き切れない受験生が多かったそうです)結果、小論文では差がつけられなかった(特に150字の問題はほぼ文章の要点を書くだけの問題でした)ので字数を増やすことにしたのではないでしょうか。

とはいえ、一昨年までは「400字・400字」が2つというのが主流でしたから、500字・700字という字数設定はかなりの増加です。それこそ「書き切れなかった!」と悔やむ受験生は多かったでしょう。(創医塾京都の対策講座を受けていた人がやっとの思いで書いた、と言っていましたから、対策を十分にしていない受験生にはこれを2時間で書くのは酷だなあと思います。)

さらに、このところ医療・医学系の課題文があまり出題されていなかったのに、今年度は行動経済学のプロスペクト理論について述べた文章からそれを医療に用いる問題、臨床生体医学について述べた文章からその限界や臓器移植について問う問題と、これはもう医学部小論文の王道いやそれ以上といえる出題でした。
これは小論文でかなり差がつくな、という印象です。

ということは、昨年度は小論文ではほぼ差がつかなかったのに対して今年度は小論文の出来が勝敗を分ける年になったということで、共通テストが多少悪くても、小論文が書けていれば合格可能性は高くなるのではないかと考えていました。

そこへ今回の共通テストの結果です。
もしや共通テストが劇的に難化することを知っていたのではないか、小論文の出来が良ければ、共通テストの得点率70%あれば合格してしまうのではないか、と考えてしまいます。

ともかくも、合格発表を心を静めて待ちたいと思います。
と同時に、来年度の対策講座の問題はどうしようかと今から考えています。

対策講座担当:箕輪

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